男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
錦織圭はファイナルセットの第3ゲームでサービスキープした時に右肘を気にする様子が見られた。その後はトレーナーを呼ばず試合を続けたが、第17シードの
J・ソック(アメリカ)に3-6, 6-2, 2-6のフルセットで敗れて大会初のベスト4進出とはならなかった。
>>BNPパリバ対戦表<<この試合、序盤からミスを重ねてしまい流れに乗ることが出来ない錦織は、第2ゲームでいきなりブレークを許すと、その後もソックのサービスゲームを攻略することができず第1セットを落とす。
第2セットは徐々に調子を上げ、得意のストロークで試合の主導権を握る。ファーストサービスが入った時には87パーセントの確率でポイントを獲得し、ソックに1度もブレークチャンスを与えず、セットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセットはネットプレーなど序盤から果敢に攻めたが、これを冷静に対処したソックに第1ゲームでブレークされてしまう。依然として試合の流れを掴めない錦織は、第5ゲームで再びブレークを許すと最後はリターンをネットにかけ、1時間48分で試合に終止符が打たれた。
今大会は第1シードの
A・マレー(英国)、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)らシード勢が早期敗退しており、錦織のマスターズ初優勝に追い風が吹いていたが、準々決勝で力尽きた。
今後は、22日に開幕するマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に出場する予定。昨年のマイアミ・オープンでは決勝進出を果たしたが、ジョコビッチに敗れて惜しくも準優勝に終わった。
一方、マスターズ初のベスト4進出を果たした24歳のソックは、準決勝で第9シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは第15シードの
N・キリオス(オーストラリア)が食中毒で棄権したため、労せず準々決勝に駒を進めた。
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