男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は15日、シングルス4回戦が行われ、世界ランク70位の
西岡良仁は第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)に6-3, 3-6, 6-7 (4-7)の逆転で敗れた。大金星目前だったが、あと一歩及ばなかった。
>>錦織vsソック1ポイント速報<<>>BNPパリバ対戦表<<この日、四大大会を3度制している世界ランク3位のワウリンカから第1セットを先取する好スタートを切った西岡。第2セットはワウリンカに奪われセットカウント1-1に追いつかれるも、ファイナルセットは先にブレークに成功し、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。
そのゲームでは15-30から32本のラリーを制して30-30に追いつき、勝利まであと2ポイントに迫ったが、ブレークバックを許してゲームカウント5-5とした。続く第11ゲームでは再び集中力を高めてワウリンカのサービスゲームを破り、第12ゲームで2度目のサービング・フォー・ザ・マッチのチャンスを掴む。
このゲームも30-30と勝利まで2ポイントとしたが、またもブレークバックをされ、タイブレークへ突入。ロブでワウリンカをベースラインに戻してドロップボレーを決めた西岡は観客を沸かせるプレーを披露したが、2時間13分で力尽きた。
トータルポイントは西岡の102に対し、ワウリンカは103と1ポイント差。アンフォースドエラーは西岡が29、ワウリンカは54だった。
今大会は予選で敗退したがラッキールーザーで本戦入りの幸運を活かした西岡は、2回戦で第19シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)、3回戦で第13シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を破る快進撃でマスターズ初のベスト16進出を果たした。
今シーズンはアビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)で
R・ナダル(スペイン)と互角に打ち合うなどの活躍を見せている。
辛くも勝利したワウリンカは準々決勝で、第8シードのD・ティエムと第10シードの
G・モンフィス(フランス)の勝者と対戦する。
同日に行われた4回戦では、第4シードの
錦織圭が世界ランク60位の
D・ヤング(アメリカ)に6-2, 6-4のストレートで勝利し、2年連続2度目のベスト8進出を果たした。準々決勝では、第17シードの
J・ソック(アメリカ)と対戦する。
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