テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は28日、女子シングルス決勝戦が行われ、第2シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が姉である第13シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで下して2年ぶり7度目の優勝を果たした。さらに、
S・グラフ(ドイツ)を抜く四大大会史上最多23勝目の偉業を成し遂げると同時に、世界ランク1位返り咲きが確定した。
>>フェデラーvsナダル 1ポイント速報<<>>全豪OP 対戦表<<この試合、第1セットの第1ゲームから早くもセリーナのブレークで始まるが、すぐにヴィーナスにブレークバックを許す。第3ゲームではセリーナがラケットを折る場面も見られたが、鋭いフォアハンドウィナーを決めるなどで第1セットを先取。
その後、第2セットでは両者サービスキープが続く中、第7ゲームでブレークに成功し、ヴィーナスの反撃を許さず勝利を手にした。
35歳のセリーナは、今大会1回戦で
B・ベンチッチ(スイス)、2回戦で
L・サファロバ(チェコ共和国)、3回戦で
N・ギブズ(アメリカ)、4回戦で第16シードの
B・ストリツォワ(チェコ共和国)、準々決勝で第9シードの
J・コンタ(英国)、準決勝で
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)をいずれもストレートで下しての勝ち上がりだった。
また今大会で優勝したことにより、セリーナは大会後に発表される世界ランキングで
A・ケルバー(ドイツ)を抜き、世界ランク1位へ浮上することが決まった。
一方、惜しくも準優勝となった姉のヴィーナスは、全豪オープン初優勝とはならなかった。
今大会は1セットも落とすことなく4強入りし、準決勝で25歳の
C・バンデウェイ(アメリカ)を6-7 (3-7), 6-2, 6-3の逆転で下して14年ぶり2度目の決勝へ駒を進めていた。
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