テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は25日、女子ダブルス準決勝が行われ、
穂積絵莉/
加藤未唯組は惜しくも日本人ペアで史上初の四大大会決勝進出とはならなかった。試合後の会見で、穂積は「本当にあと一歩だった」、加藤は「すごく悔しいです」と心境を語った。
この日、両ペア1セットずつ取り、ファイナルセットで穂積/ 加藤組は先にブレークする好スタートを切った。しかし、昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制した第2シードの
B・マテック=サンズ(アメリカ)/
L・サファロバ(チェコ共和国)組に逆転を許し、2時間7分で力尽きた。スコアは2-6, 6-4, 4-6。
穂積は「自分が出来ることはやり切ったと思いますし、後悔とかはない。でも、出し切ったからこそ、負けて悔しいです。この結果になるとは想像していなかったけど、自分たちが取り組んできたことが結果になったので、自信になりました」と振り返った。
加藤は「互角に戦えて嬉しい部分もあります。勝ちたかったので悔しい。また、あの2人と戦えるように頑張りたいです」とコメントした。
ノーシードの穂積/ 加藤組は、3回戦で第4シードの
S・ミルザ(インド)/
B・ストリツォワ(チェコ共和国)組を破る金星をあげると、準々決勝では
M・ルチッチ=バーロニ(クロアチア)/
A・ペトコビッチ(ドイツ)組にストレートで勝利する快進撃。日本人のペアで全豪オープン史上初、四大大会では2002年の
杉山愛/
藤原里華組以来15年ぶりとなる4強入りの快挙を成し遂げた。
今後に向けて、穂積は「世界のトップにも通用するとわかりました。話し合って、またいい試合が出来るように、諦めずにトップへ向かって頑張っていきたいです」、加藤は「いつか決勝の舞台で戦えたらと思います。すごく充実したトーナメントでした。この気持ちを忘れずに、この先も頑張っていきたいです」と飛躍を誓った。
勝利したマテック=サンズ/ サファロバ組は、決勝で第12シードの
A・フラヴァコバ(チェコ共和国)/
S・ペン(中国)組と対戦する。フラヴァコバ/ ペン組は、準決勝で第1シードの
C・ガルシア(フランス)/
K・ムラデノヴィック(フランス)組を下しての勝ち上がり。
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