テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、第5シードの
錦織圭は第17シードの
R・フェデラー(スイス)に7-6 (7-4), 4-6, 1-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗れ、3年連続4度目のベスト8進出とはならなかった。
>>全豪OP 対戦表<<この日、錦織は第1セットの第1ゲームから早くもブレークに成功する好調な滑り出しで4ゲームを連取。第7ゲーム以降はフェデラーに5ゲーム連取を許し、タイブレークへ突入するも、錦織がリードを守り、このセットを先取する。
続く第2セット、錦織は第7ゲームでブレークを許すとフェデラーのサービスゲームを破れず、セットカウント1-1に追いつかれる。
その後、第3セットは1ゲームしか奪うことが出来なかった錦織だったが、第4セットではブレークチャンスをしのいでファイナルセットへ持ち込む。
第4セット終了後はメディカル・タイムアウトを要求し、腰を治療する場面も見られた。
ファイナルセットでは両者一歩も譲らない展開となるも、フェデラーに1度のブレークを許し、4回戦で力尽きた。
今大会は1回戦で世界ランク45位の
A・クズネツォフ(ロシア)、2回戦で同72位のJ・シャーディ、3回戦で同121位の
L・ラコ(スロバキア)を下しての勝ち上がりだった。
これまでの全豪オープンでは2012・2015・2016年にベスト8へ進出している。
一方、勝利したフェデラーは、準々決勝で世界ランク50位の
M・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは、同日の4回戦で第1シードの
A・マレー(英国)を破る番狂わせを起こしている。
昨年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以降、膝の怪我により全大会を欠場したフェデラーは、今年1月上旬に行われたエキシビションの国別対抗戦 ホップマンカップ(オーストラリア/パース、ハード)でプレーを再開し、公式戦では今大会から復帰を果たした。
これまでの全豪オープンでは2004・2006・2007・2010年の4度優勝。昨年は準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた。
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