男子テニスの国別対抗戦デビスカップ決勝 クロアチア対アルゼンチン(クロアチア/ザグレブ、ハード)は27日、アルゼンチンがシングルス2試合に勝利し、劇的な初優勝を果たした。
この日、シングルス第1試合で
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が
M・チリッチ(クロアチア)とのエース対決に6-7 (4-7), 2-6, 7-5, 6-4, 6-3の大逆転勝利をおさめ、2勝2敗に追いつく。
この試合でデル=ポトロはチリッチに34本ものサービスエースを叩き込まれ、ファイナルセットでは第1ゲームでブレークを許す苦しい展開から勝利を手にした。
これで勢いに乗ったアルゼンチンはシングルス第2試合に
F・デルボニス(アルゼンチン)が登場し、ベテランの
I・カルロビッチ(クロアチア)を6-3, 6-4, 6-2のストレートで圧倒して見事優勝を決めた。
一方、クロアチアは惜しくも2005年以来11年ぶり2度目の栄冠を手にすることが出来なかった。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:M・チリッチ 6-3, 7-5, 3-6, 1-6, 6-2 F・デルボニス
・シングルス第2試合:I・カルロビッチ 4-6, 7-6 (8-6), 3-6, 5-7 J・M・デル=ポトロ
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:M・チリッチ/
I・ドディグ(クロアチア) 7-6 (7-2), 7-6 (7-4), 6-3 J・M・デル=ポトロ/ L・マイェール
【大会3日目】
・シングルス第1試合:M・チリッチ 7-6 (7-4), 6-2, 5-7, 4-6, 3-6 J・M・デル=ポトロ
・シングルス第2試合:I・カルロビッチ 3-6, 4-6, 2-6 F・デルボニス
デビスカップは、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行う。2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利する。
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