男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は18日、グループ・ジョン マッケンローの予選ラウンドロビンが行われ、既に2年ぶり2度目のベスト4進出が決まっていた第5シードの
錦織圭(日本)は第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)に6-3, 2-6, 3-6の逆転で敗れ、翌19日に行われる第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)との準決勝へ不安を残した。
>>錦織vsジョコビッチ1ポイント速報<<>>ファイナルズ組み合わせ表<<この日、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)にストレート勝ちした第1シードの
A・マレー(英国)により、既に決勝トーナメント進出が決まっていた錦織は、今季2連敗してたチリッチ相手に序盤から果敢に攻め、第3ゲームでブレークすると第1セットを先取。
しかし、第2セットでは第3ゲームでブレークされると流れがチリッチへ傾き、セットカウント1-1に追いつかれる。
ファイナルセットは第5ゲームでブレークを許すと、その後も挽回することができず、逆転で敗れた。今回でチリッチとの対戦成績は7勝6敗と差を縮められた。
準決勝で対戦するジョコビッチとは今回が13度目の対戦で、錦織の2勝10敗(2014年のマイアミ・オープン準決勝は錦織が棄権)。錦織は2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準決勝以降、9連敗している。
ジョコビッチは、今年は全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で史上8人目の生涯グランドスラムを達成して以降、不振が囁かれていたが、今大会では5連覇と6度目の優勝に向けグループ・イバン レンドルを3戦全勝で1位通過を決めている。
両者の準決勝は、日本時間20日の5時(現地19日の20時)以降に開始予定。
また、グループ・ジョン マッケンローを3連勝で1位通過のマレーは、準決勝でグループ・イバン レンドル2位通過を決めた第4シードのM・ラオニチと対戦する。
予選ラウンドロビンの結果は以下の通り。
【グループ・ジョン マッケンロー】(1)A・マレー 3勝0敗
(3)S・ワウリンカ 1勝2敗
(5)錦織圭 1勝2敗
(7)M・チリッチ 1勝2敗
【グループ・イバン レンドル】(2)N・ジョコビッチ 3勝0敗
(4)M・ラオニチ 2勝1敗
(6)
G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム 1勝2敗
(9)
D・ゴファン(ベルギー) 0勝1敗
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
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