男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)は2日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク3位で第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)は同91位の
J・シュトルフ(ドイツ)に6-3, 6-7 (6-8), 6-7 (1-7)の逆転を許し、まさかの初戦敗退を喫した。
>>パリバ・マスターズ対戦表<<今大会のシード勢は1回戦免除のため、ワウリンカは2回戦からの登場。
この日、シュトルフに1度もブレークを許さず第1セットを先取したワウリンカだったが、続く第2セットをタイブレークの末に落としセットカウント1-1となる。
その後、ファイナルセットでも粘りを見せるシュトルフに対してワウリンカが先にミスを重ね、苛立ちからラケットをコートに投げつける場面も見られた。両者1度のブレークからこの試合2度目のタイブレークに突入し、勢いに乗ったシュトルフにポイント連取を許したワウリンカは2時間18分で敗れた。
今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)を破り大会初優勝を果たしたワウリンカ。
しかし、続くサンクトペテルブルグ・オープン(ロシア/サンクトペテルブルグ、ハード、ATP250)決勝で
A・ズベレフ(ドイツ)に敗れて以降、上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)、スイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)と早期敗退が相次いでいる。
昨年の同大会では、準々決勝で
R・ナダル(スペイン)を破りベスト4進出を果たしていた。
一方、勝利した現在26歳のシュトルフは、2009年にプロへ転向し、世界ランク46位が自己最高位。今年6月のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)では1回戦で
R・フェデラー(スイス)と対戦し、敗れるもタイブレークへ持ち込む善戦を見せた。
3回戦では、
J・イズナー(アメリカ)と対戦する。イズナーは同日の試合で第15シードの
D・フェレール(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
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