リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は6日、男子テニスのシングルス1回戦が行われ、第4シードの
錦織圭(日本)が世界ランク33位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に6-2, 6-4の快勝で初戦突破を果たし、日本テニス96年ぶりのメダル獲得へ好発進した。2回戦では異色の経歴を持つ世界ランク75位の
J・ミルマン(オーストラリア)と対戦する。
>>男子シングルス対戦表<<>>錦織vsラモス1ポイント詳細<<この日、ミルマンは
R・ベランキス(リトアニア)を6-0, 6-0のダブルベーグルで下し、初戦突破を決めている。
現在27歳のミルマンは、2年前に肩を負傷して一時ツアーを離脱。世界ランキングは1,100位台にまで落ち、当時お金を稼ぐために地元オーストラリアのブリスベンでサラリーマンのアルバイトをして生計を立てていた。しかし世界で戦うことを諦め切れず、現役続行を決意。
復帰後、2015年のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)では
R・フェデラー(スイス)から1セットを奪う活躍を見せた。
今年は全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で3回戦進出、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)では初戦で敗れるも
J・イズナー(アメリカ)と激闘を演じた。
錦織とミルマンは今回が初の対戦。
今大会で錦織は、1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)で銀メダルを獲得した
熊谷一弥(日本)以来となる日本テニス96年ぶりのメダル獲得を狙う。
上位シード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦で第13シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)、準々決勝で第6シードの
G・モンフィス(フランス)か第9シードの
M・チリッチ(クロアチア)、準決勝で第2シードの
A・マレー(英国)と対戦する組み合わせ。
その他の日本勢男子は
杉田祐一(日本)が
B・ベイカー(アメリカ)、
ダニエル太郎(日本)が第14シードの
J・ソック(アメリカ)と1回戦で対戦する。女子では
土居美咲(日本)が
Y・シュウェドワ(カザフスタン)、
日比野菜緒(日本)は
I・C・ベグ(ルーマニア)と初戦で顔を合わせる。
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