男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ ワールドグループ準々決勝は17日、各国で最終日を迎え、昨年優勝国のイギリスを含む4か国が勝ち進み、2016年のベスト4が出揃った。
イギリスは絶対的エースの
A・マレー(英国)を欠く布陣となったが、世界ランク67位の
K・エドモンド(英国)が2勝をあげる活躍を見せ、2年連続のベスト4進出。準決勝では、元世界ランク4位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)らを擁するアルゼンチンと対戦する。
2年連続で準々決勝敗退となったセルビアは、世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、自国の2番手である
V・トロイキ(セルビア)を欠いた戦いだった。
ジョコビッチは、ウィンブルドンでまさかの3回戦敗退を喫した後、しばらくの休養を取りたいとする意向を示し欠場。トロイキもこれから始まる北米のハードコート・シーズンへ向け、準備がしたいとして欠場を申し入れていた。
その他の対戦では、2005年以来11年ぶりの優勝を目指すクロアチア、過去9度栄冠を手にしながら15年間優勝から遠ざかっているフランスが4強入り。両国の対戦は今回が2度目で2014年に対戦した際にはフランスが勝利している。
準決勝は9月16日から18日にかけて行われる。


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