女子テニスツアーのAEGONクラシック(イギリス/バーミンガム、芝、WTAプレミア)は19日、シングルス決勝が行われ、第7シードで21歳の
M・キーズ(アメリカ)が
B・ストリツォワ(チェコ共和国)を6-3, 6-4のストレートで下し、自身2度目となる芝でのタイトル獲得となった。
「この決勝戦にただ集中していた。本当に嬉しい。そして明日からはウィンブルドンへ向けての集中しなければならない」とキーズは喜びを語ると同時に、同じ芝で行われるウィンブルドンへ次の照準を合わせる意気込みも覗かせた。
18日に行われた準決勝では第6シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)を3-6, 6-3, 7-6 (7-3)の逆転で下して決勝進出を決めた時点で、20日に発表される世界ランキングで16位から10位へと浮上し、自身初となるトップ10入りを果たすことが決まっていた。
「コーチから(決勝へ進出すると)トップ10入りすることを聞いていた。でも、試合では知らないふりをして臨んでいた」とキーズは準決勝の試合後の会見で本心を明かした。
これでキーズは、アメリカ人女子選手として1999年の
S・ウィリアムズ(アメリカ)以来となるトップ10入りした選手となった。そして、2005年以来となるアメリカ人女子選手がトップ10に3人名を連ねることになった。セリーナが1位、姉の
V・ウィリアムズ(アメリカ)が9位でキーズが10位。
今大会のダブルスでも決勝進出を決めていたストリツォワは、ここまでトータルで17セットも戦ってきたが、その疲労を感じさせないプレーでキーズを苦しめた。
しかし、パワフルでありながら同時にコントロールも抜群なフォアハンドで全てを跳ね飛ばしたキーズは、そのセットでも1度ストリツォワからブレークを奪い1時間20分で勝利を決めた。
(STATS - AP)
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