テニスで27日から行われるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に出場予定の
錦織圭が13歳から留学していたことで一躍有名になったアメリカのフロリダ州ブラデントンにある「IMGアカデミー」。
IMGアカデミーは、10名の世界ランク1位プレイヤーを育てたニック・ボロテリーが監修し、
A・アガシ(アメリカ)、
Bo・ベッカー(ドイツ)、
M・ヒンギス(スイス)、
M・シャラポワ(ロシア)、
S・ウィリアムズ(アメリカ)、
V・ウィリアムズ(アメリカ)ら世界トップ選手を多数輩出している、世界屈指の名門アカデミーである。
前回、そのIMGアカデミーの日本正規代理店である「アスリートブランド」の根本真吾氏に現地でのトレーニングや環境について話を聞いたが、今回はより深くIMGアカデミーについて深掘りする。
■前回記事:錦織育てたIMG 魅力と裏側「IMGアカデミーは錦織選手が留学していたところとして有名になったので、エリート選手しか参加できないイメージをお持ちの方もいるようですが、まったくそんなことはありません。」
「初心者から上級者まで全てのレベルの選手を受け入れています。また、期間も1週間から参加できるので、体験的に参加することができます。最近では学校のホームステイ研修の代わりに、海外体験の1つとしてIMGアカデミーの短期留学に参加する方も増えてきています。」と根本氏。
プログラムにある、【半日テニス+半日英語】と【全日テニス】との違いを問うと「IMGアカデミーには高校卒業単位が取れる中高一貫校および留学生用の英語プログラムがあります。短期生は一日中テニスをする全日テニスプログラムの他に半日英語レッスンを受け、半日テニスを行うプログラムに参加することができます。」
「半日テニス+半日英語のプログラムは、午前中にテニス、午後英語プログラムとなります。通常午後は試合が中心になり、半日テニス+半日英語プログラムの参加者はその試合の部分が英語の授業に代わります。自主練などで、他の生徒と試合をすることはもちろん可能ではあります。」
「これまでの生徒さんからのフィードバックでは、テニスをがっつりやりたい人にとっては半日テニス+半日英語のプログラムではちょっと物足りない、全日テニスのほうがいいようです。」
「一方、1日テニスだと体力的に不安なので、半日プログラムがちょうどいい。半日英語プログラムをしたことで、日本の学校で単位認定される、ということで半日英語+半日テンスプログラムを積極的に選ぶ方もいらっしゃいます。」と、目的によってプログラムを選択できることもIMGアカデミーの特徴である。
最後に、他のアカデミーとの違いを聞くと「他のアカデミーのことを熟知しているわけではないのですが、大きな違いとして、IMGアカデミーはテニスだけでなく他に7つのスポーツ(バスケットボール、野球、サッカー、ゴルフ、ラクロス、アメリカンフットボール、陸上)のプログラムも開催されていることです。」
「寮はすべての選手が滞在し、いろいろな国のいろいろなスポーツの選手たちと寮生活を一緒にする機会があります。同じスポーツの選手で部屋割りされるわけでありません。南アフリカのサッカー選手や、メキシコの野球選手と一緒になった選手もいました。」
「敷地内にすべてワンストップで揃っているので、移動の心配もなく、緊急時への対応、セキュリティも整っています。また、食事の時間は食堂に、練習の時間はコートに、基本的に自ら場所に行くようになっているため、自然と自主性が身に着くことでしょう。」と話した。
IMGアカデミーでは、夏休みの期間を利用した短期のプログラムが受けられる。
将来のプロの卵が集まる環境の中で、世界中から集まる同世代と寝食を共にし、スポーツで競い合い、夢を語り合い、心を通じ合う。スポーツを通じて、より実践的な国際交流、自立を促す海外体験の機会である。
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