10日にイギリス・オリンピック協会から正式に発表された、8月5日から21日に開催されるリオデジャネイロ五輪への代表選手に選ばれた男子テニスで世界ランク2位の
A・マレー(英国)は、前回のロンドン・オリンピックに続く金メダル獲得に挑む。
マレーは、2012年に母国イギリスで行われたロンドン五輪の男子シングルスで金メダルを獲得した。
スペイン誌の「SPORT(スポルト)」によると、マレーは「2012年のオリンピックでイギリス代表として戦ったことは、スポーツの世界で最高の思い出を与えてくれた。特別な機会だったし、会場だったウィンブルドンの雰囲気はそれまで経験したことがないものだった」と、出場したロンドン大会を振り返っていた。
また「決勝戦の前に、他の3人が金メダルを獲得したのを見ていた。それは自分に多大な影響を与えてるものとなっていた。母国のためにメダルを獲得することは本当に特殊で、リオでは更なる功績を達成できることを楽しみにしている」と、リオへ向けて意気込みを語った。
マレーと共にイギリスを代表してテニス競技に出場するのは、実の兄である
J・マレー(英国)、そして
J・コンタ(英国)、
H・ワトソン(英国)の3選手。
ロンドン五輪の男子シングルス決勝戦では、マレーが
R・フェデラー(スイス)を6-2, 6-1, 6-4のストレートで下し、見事金メダルを獲得した。
これまで2度のグランドスラム優勝を飾り、2015年のデビスカップでイギリスを優勝に導いたマレーは、ロンドン五輪でミックスダブルスでも銀メダルを獲得していた。
マレーの兄・ジェイミーは「リオへの代表選手に選ばれて嬉しく思っている。これが自分の3度目のオリンピックとなる。去年はイギリスを代表してデビスカップで優勝を飾り、母国を代表して戦う以上のことはないと感じていた。そして、兄弟と共に戦えることもプラスになるだろう」と、喜びを語っていた。
1896年に男子テニスがオリンピック競技となってから、イギリスは44個のメダルを獲得し、これはオリンピック競技での最多獲得数となっている。金メダルに関しては、アメリカの20個に次ぐ17個獲得している。
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