テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は21日、男子シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
C・アルカラス(スペイン)を4-6, 6-4, 6-3, 6-4の逆転で破り3年連続12度目の準決勝進出を果たすとともに、四大大会で50度目の4強入りを飾った。
>>【動画】ジョコビッチ 逆転勝ちで四大大会50度目の4強!大一番に勝利した瞬間!<<>>シナー、ジョコビッチ、ズベレフら 全豪OP組合せ<<37歳で世界ランク7位のジョコビッチが同大会に出場するのは3年連続20度目。過去10度の優勝を誇っている。
ジョコビッチは大台となるツアー100度目のタイトル獲得と、四大大会で男女を通じて歴代単独1位となる25度目の優勝を狙い今大会を迎えると、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク107位の
N・バサバレディ(アメリカ)、2回戦で予選勝者で同125位の
J・ファリア(ポルトガル)、3回戦で第26シードの
T・マハツ(チェコ)、4回戦で第24シードの
J・レヘチカ(チェコ)を下しベスト8進出を果たした。
21歳で世界ランク3位のアルカラスとの大一番となった準々決勝の第1セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第9ゲームでジョコビッチは2度目のブレークを許すと、このゲームの直後、左脚の治療のためメディカルタイムアウトを取得。試合再開後、ジョコビッチは第10ゲームをアルカラスにキープされ先行される。
続く第2セット、このセットも両者1度ずつブレークを奪う展開となったが、第10ゲームでジョコビッチがセットポイントとなるブレークポイントを握ると、最後はリターンエースを決め1セットオールに追いつく。
第3セット、ジョコビッチは第6ゲームで先にブレークを果たすも第7ゲームでブレークバックを許す。それでも第8ゲームで再びブレークポイントを握ったジョコビッチは、22本のラリーの末にフォアハンドのウィナーを決め2度目のブレークに成功。このセットを獲得し勝利に王手をかける。
そして第4セット、第1ゲームでブレークのチャンスを迎えたジョコビッチはアルカラスのミスを誘い先にブレークを果たす。その後、ジョコビッチはアルカラスにブレークを与えずキープを続け激闘を制し、同大会では12度目、四大大会では50度目となる4強入りを決めた。
勝利したジョコビッチは準決勝で、第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準々決勝で第12シードの
T・ポール(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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