男子テニスツアーのニース・コート・ダジュール・オープン(フランス/ニース、レッドクレー、ATP250)は20日、シングルス準決勝が行われ、第8シードで19歳の
A・ズベレフ(ドイツ)が第5シードで世界ランク28位の
J・ソウサ(ポルトガル)を6-4, 4-6, 6-2のフルセットで下し、ツアー大会初の決勝進出を果たした。
この試合、第1セットを先取したズベレフは、第2セットを落としてセットカウント1-1とする。しかし、ファイナルセットでは4度のブレークのピンチを全てしのぎ、自身は2度のブレークに成功。2時間14分で勝利した。
決勝では、昨年覇者で2連覇を狙う第1シードの
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。両者の対戦は今回が2度目で、前回はティエムが勝利している。今大会でティエムは1セットも落とさずに決勝まで勝ち進んでいる。
また、ズベレフとティエムは前週のBNLイタリア国際では、ダブルスでペアを組んでベスト16進出を果たしている。
ズベレフは、昨年のATPアワードでシングルスランキング100位以内で最も若い選手に贈られる年間最優秀新人賞(The ATP Star of Tomorrow Award)を受賞した注目の若手選手。
今年3月のBNPパリバ・オープンでは、4回戦で
R・ナダル(スペイン)からマッチポイント握る善戦を見せ、試合終了後にはナダルから「将来世界1位にも成り得る選手」と称賛された。
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