男子テニスツアーのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス3回戦が行われ、第6シードの
錦織圭(日本)が第11シードの
R・ガスケ(フランス)に6-1, 6-4のストレートで勝利し、2年連続のベスト8進出を果たした。準々決勝では第13シードの
D・ティエム(オーストリア)と対戦する。
>>BNLイタリア国際 対戦表<<3回戦で第3シードの
R・フェデラー(スイス)をストレートで破ったティエムは、大きなテイクバックから放つ強力なフォアハンド、豪快なバックハンド、高く跳ねるサービスなどを武器とする。
2014年のマドリッド・オープンで
S・ワウリンカ(スイス)を破る金星をあげた。昨年は全仏オープンの前哨戦であるニース・オープンでツアー初優勝を飾り、その後も2大会で優勝。今年はアルゼンチン・オープンで今季初優勝し、アビエルト・メキシコ・テルセルではハードコート初のタイトルを獲得してキャリア通算5勝目をあげた。
26歳の錦織と22歳のティエムは、今回が2度目の対戦。昨年のゲリー・ウェバー・オープンでは錦織がストレートで勝利している。
両者の準々決勝は、センターコートの第5試合に組まれており、日本時間14日の4時(現地13日の21時)以降に開始予定。
この試合の勝者は準決勝で、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第5シードの
R・ナダル(スペイン)のどちらかと対戦する。
今年、錦織は3月のマイアミ・オープンで2度目のマスターズ決勝進出を果たすも決勝でジョコビッチにストレート負けを喫し、マスターズ初優勝とはならなかった。前週のムチュア・マドリッド・オープンでも準決勝でジョコビッチに敗れている。
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