男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード)は26日、ボトムハーフ(対戦表の下半分)のシングルス2回戦が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)や第6シードの
錦織圭らが順当に3回戦進出を決める中、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)や第5シードの
R・ナダル(スペイン)らが初戦で姿を消す波乱が起き、シード勢で明暗が分かれる1日となった。
>>マイアミ・オープン 対戦表<<錦織は昨年12月のIPTL「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」でダブルスを組んだ世界ランク107位の
PH・エルベール(フランス)に、第2セットではセットポイントを握られるも挽回し、6-2, 7-6 (7-4)のストレートで勝利して初戦突破を決めた。
3回戦では、2回戦で
A・セッピ(イタリア)をストレートで破った第27シードの
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦する。上位シード勢が勝ち進んだ場合、4回戦で第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)、準々決勝で第2シードのマレーと対戦する組み合わせ。
第4シードのワウリンカは世界ランク51位の
A・クズネツォフ(ロシア)と対戦。8度のブレークチャンスを1度も活かすことが出来ずに初戦敗退となった。ワウリンカはマイアミ・オープンで思うような成績を残せておらず、最高成績は2009・2014年のベスト16進出だった。
マイアミ・オープンで過去4度の決勝進出を果たしているナダルは、世界ランク94位の
D・ズムル(ボスニア)と対戦。第1セットを取るも、体調不良を理由に途中棄権を申し入れ、初戦で姿を消した。前週のBNPパリバ・オープンでは錦織を下してベスト4へ進出していた。
ワウリンカとナダルはボトムハーフの上半分に位置しており、順当に勝ち進むと準々決勝で対戦する組み合わせだったが、それは実現しないことが決まった。
さらに、この日は第13シードの
J・イズナー(アメリカ)、第29シードの
S・クエリー(アメリカ)、第30シードの
T・ベルッチ(ブラジル)も敗れた。第12シードのM・ラオニチ、第22シードの
J・ソック(アメリカ)、第24シードの
N・キリオス(オーストラリア)らは3回戦進出を決めている。
また、予選を勝ち抜いた
伊藤竜馬は第16シードの
G・モンフィス(フランス)に3-6, 2-6のストレートで敗れ、3回戦進出とはならなかった。
■関連ニュース■
・ナダル 猛暑で約6年ぶり棄権・ナダル 「錦織対策」貫き4強・西岡 金星、ツイッターで喜び