男子テニスのBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は大会3日目の12日、シングルス2回戦が行われ、ボトムハーフに位置する第2シードの
A・マレー(英国)、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)が順当に3回戦へ駒を進める中、第20シードの
V・トロイキ(セルビア)、第24シードの
N・キリオス(オーストラリア)らシード6選手が初戦敗退となった。
>>BNPパリバ・オープン男子 ドロー表<<世界ランク2位のマレーは、
M・グラノジェルス(スペイン)を6-4, 7-6 (7-3)のストレートで下しての勝ち上がり。
今年の2月上旬にマレーの妻であるキム・シアーズ夫人が、第一子となる女の子を出産。今大会は父親になって初めてのツアー大会となる。
世界ランク4位のワウリンカは、同72位の
I・マルチェンコ(ウクライナ)に6-3, 6-2で勝利し、3回戦進出を決めた。
上位シードが順当に勝ち進む中、第24シードのキリオスは世界ランク49位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)6-7 (4-7), 5-7のストレートで敗れて初戦敗退となった。
キリオスは、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権男子で腰と体調不良を理由に途中棄権。その後、出場を予定されていたデビスカップ ワールドグループ1回戦は欠場となった。今大会は復帰戦だったが、まだ万全の状態ではなかった。試合には、オーストラリア代表の監督である元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)も観に来ていた。
キリオスの他には第20シードのトロイキ、第22シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、第28シードの
J・シャーディ(フランス)、第29シードの
T・ベルッチ(ブラジル)、第32シードの
J・ソウサ(ポルトガル)が2回戦で大会から姿を消した。
また、主催者推薦で出場の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に健闘するも6-7 (4-7), 2-6のストレートで敗れた。近年は度重なる怪我に悩まされ、昨年は2大会しか出場することが出来なかったデル=ポトロだったが、今年2月のデルレイ・ビーチ・オープンで11カ月ぶりの復帰を果たし、ベスト4まで勝ち進んでいだ。
大会4日目の13日には、トップハーフに位置する第5シードの
錦織圭が登場。世界ランク90位の
M・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。
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