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「糖尿病の四大大会王者が誕生すれば」

ズベレフ
ズベレフ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は27日、男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第25シードのL・ティエン(アメリカ)を6-3, 6-7 (5-7), 6-1, 7-6 (7-3)の激闘の末に破り、3年連続4度目のベスト4進出を果たした。1型糖尿病を患っているズベレフは、試合後のオンコートインタビューで糖尿病患者への支援について思いを語った。

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28歳で世界ランク3位のズべレフが同大会に出場するのは11年連続11度目。最高成績は昨年の準優勝となっている。

悲願の四大大会初タイトルを狙う今大会は、1回戦で世界ランク41位のG・ディアロ(カナダ)、2回戦で同52位のA・ミュレール(フランス)、3回戦で第26シードのC・ノリー(イギリス)、4回戦で第18シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)を下し8強入りした。

20歳で世界ランク29位のティエンとの顔合わせとなった準々決勝、ズベレフは1度のブレークを果たし第1セットを獲得するも、第2セットではタイブレークを落とし1セットオールに追いつかれる。

それでも第3セット、ズべレフは積極的なプレーで2度のブレークを奪いこのセットをものにすると、第4セットではこの試合2度目のタイブレークを制し、準決勝に駒を進めた。

ズベレフは幼少期に1型糖尿病と診断されており、試合中にインスリン注射を打つことも多々ある。そのズベレフは2022年に糖尿病の子どもたちを支援することを目的とした「アレクサンダー・ズべレフ財団」を設立。設立時には「僕自身が1型糖尿病患者であることから、糖尿病の子どもたちが他人から何を言われようと夢をあきらめないことを応援したい」「限界は自分で決めることだ」とメッセージを発信している。

ズベレフはこの日の試合後のオンコートインタビューで、糖尿病患者への支援について思いを語った。

「僕は4歳から糖尿病だ。糖尿病のアスリートだけでなく、糖尿病の子どもたち全般のために財団を設立した。残念ながらオーストラリア、アメリカ、そして僕の故郷であるドイツのように、糖尿病患者全員があらゆる医薬品と技術を享受できる恵まれた国が世界中にあるわけではない」

「僕たちは子どもたちを助けるために財団を設立した。なぜ子どもたちと言っているかというと、発展途上国では糖尿病を発症すると、ある一定の年齢までしか生きられないことがほとんどだからだ。僕たちは先進国だけでなく、世界中で糖尿病患者に医薬品と病院を提供し、普通の生活を送る機会を提供したい」

「もし糖尿病の四大大会王者が誕生すれば、たとえそれが僕でなくても、僕は世界で一番幸せな人間になれるだろう。もし僕が親たちや子どもたちのために何か変化をもたらすことができたら、僕は世界で一番幸せな人間になれる。これがこの活動を始めた理由だ。順調だよ」

勝利したズべレフは準決勝で、第1シードのC・アルカラス(スペイン)と第6シードのA・デ ミノー(オーストラリア)の勝者と対戦する。

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