テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は21日、男子シングルス2回戦が行われ、今大会を最後に引退を表明している元世界ランク1位の
L・ヒューイット(オーストラリア)は第8シードの
D・フェレール(スペイン)に2-6, 4-6, 4-6のストレートで敗れ、シングルスでの現役生活に終止符を打った。
>>全豪オープン対戦表<<今回の全豪オープンで20年連続の出場だったヒューイットは、全てを出し切ったとテニス人生を振り返った。
「ロッカールームに忘れ物は何もない。それが1番誇りに思えること。プロテニス選手としての人生で、100パーセントを出し切った。」と来月で35歳になるヒューイットが試合後に想いを述べた。
1997年に初めて全豪オープンに出場したヒューイットは、16歳でツアー初優勝を飾り、20歳で世界ランク1位へ上り詰めた。試合が終わると自身の3人の子供達がヒューイットのもとへ集まった。
ヒューイットはコート上でのインタビューで、家族やコーチの
T・ローチ(オーストラリア)に感謝の言葉を捧げた。
「ローチ、あなたのことが大好きだった。」
そして、自身のファンにも感謝の気持ちを表し「ここは現役生活を終える完璧な場所だと感じている。コートでは鳥肌が立っていた。」と加えた。
2001年の全米オープンでグランドスラム初優勝を飾り、翌年のウィンブルドンでも優勝したヒューイット。地元開催の全豪オープンでは2005年の準優勝が最高成績で、その時は
M・サフィン(ロシア)に敗れた。オーストラリア人選手が最後に全豪オープンで優勝したのは1976年までさかのぼる。
(STATS - AP)
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<
■関連ニュース■
・錦織ブロックのシード敗退・ツォンガ、ボールガール救出・試合中に観客落下で一時中断