男子テニスツアーのASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード)は16日、世界ランク25位で第8シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)と同26位の
J・ソック(アメリカ)のシングルス決勝が行われたが、バウティスタ=アグから6-1, 1-0の時点でソックが途中棄権を申し入れ、バウティスタ=アグが思わぬ形で今季初のタイトルを獲得した。
この試合、第1セットからバウティスタ=アグが試合の主導権を握り、ソックに1度もブレークチャンスを与えずにこのセットを先取。第2セットでは、バウティスタ=アグが第1ゲームを取った時点でソックが棄権を申し入れた。
バウティスタ=アグは今大会、1回戦の
J・ヴェセリ(チェコ共和国)、2回戦の
D・ヤング(アメリカ)にストレート勝利で駒を進め、準々決勝で第3シードの
J・イズナー(アメリカ)、準決勝で第2シードの
JW・ツォンガ(フランス)をいずれもフルセットの末に下して勝ち進んでいた。
27歳のバウティスタ=アグは2014年10月に記録した世界ランク14位が自己最高位で、今回の優勝はキャリア通算3勝目となった。
一方、やむ無く途中棄権となったソックは、今大会ノーシードから勝ち上がり、準々決勝で第4シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)、準決勝で第1シードの
D・フェレール(スペイン)を下しての決勝だった。
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