12月19日、中央大学の監督の北澤竜一氏がtennis365.netの取材に応じ、今後について語った。
この日は基礎練習、八の字の球出し、ラリー形式の練習、ゲーム、トレーニングのメニューを行っていた。
今年、中央大学は関東大学テニスリーグの1部で5位の成績を残し、10月に行われた入れ替え戦で2部リーグ2位の専修大学に勝利して1部リーグ残留を決めた。
今季の成績について「良くもなく悪くもなく、なるべきポジションに落ち着いたという感想です。下馬評でも5位で、蓋を開けてみてもやっぱり5位。そんな状況に歯がゆさを感じたのか、選手たちもようやくもう少しやり込めば上位校と戦い合えるということが分かったのではないでしょうか。」と語った。
監督自ら球出し
「個人的には上位校との差はほとんど無いと思っていて、リーグ戦に対するチームの意識の高め方しだいで結果は大きく変えることができる。本当に勝てると思って挑むのか、勝てたらいいなという気持ちでコートに立つのかでは全く違う。今まではどこかに勝てたらいいなという気持ちがあり、そんな状況だったからこそ競り合った試合の大事な場面で気持ちの弱さが出てしまった。」とチームの現状について話した。
加えて「今年のリーグ戦ではどのチームと戦っても『 勝てるかもしれないという雰囲気にはなった』それは昨年までにはなかった感覚でもある。」とチームの成長を感じていた。
来年の目標はについては「もちろん王座出場ですね。口では簡単に言えますけど、選手一人ひとりが本当にそう思っているかどうかがポイントです。その比率によってチーム力が高まり結果がついてくると考えています。」
「ここ数年は恒例となっていますが、2・3月はチームの選手を海外のフーチャーズに挑戦させ、新しい気付きを与えたいと思っているんです。」と選手を海外のテニスに触れさせ、成長に繋げる計らいがあることを語っていた。
照明付きのハードコート4面に北澤監督を含めコーチ陣も充実している中央大学硬式庭球部。2016年の活躍に期待が寄せられる。
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