IPTLのファウンダー、
M・ブパティ(インド)氏は、インドのプロテニス選手。ダブルスの名手として活躍、今年も5大会に出場している息の長い選手だ。
>>IPTL特集ページ<<1994年からツアーに参戦、1999年にはダブルスのNO.1となっている。シングルスの優勝はないが、なんと52のダブルス優勝がある。その内4つはグランドスラム大会優勝。残念ながら全豪だけは決勝まで進出しているが獲っていない。
しかし、ミックスダブルスではなんとグランドスラムで2つずつ計8度優勝している。ミックスダブルスはグランドスラムだけでしか行われない種目なので、どういう訳かATPツアーの優勝回数に加えないが、その8つを足せばなんと60度の優勝を誇る立派なグランドスラマー、レジェンドだ。
最初のグランドスラム優勝は1997年日本の平木理化と組んでの全仏。1999年には
杉山愛と組んで全米で優勝している。2006年にはヒンギスと組み全豪も獲り、全てのグランドスラムで優勝した。
蛇足だが、
錦織圭がデ杯で初勝利をあげた相手はこのブパティ。2008年、日本0-3で敗戦が決まった最終日のラバーマッチでの対戦、7-5, 6-1だった。
ブパティの22年に渡るツアーでの経験を生かした大会がインターナショナル・プレミア・テニス・リーグ(通称IPTL)。日本チーム「JAPAN WARRIORS」には錦織圭が初参戦し、12月2日(水)-4日(金)の3日間、神戸ワールド記念ホールで行われる。
>>「JAPAN WARRIORS」公式サイトはこちら<<【開催概要】
正式名称:Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE
(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)
略称:Coca-Cola IPTL
会場:神戸ワールド記念ホール(兵庫県神戸市中央区港島町 6-12-2)
日程:2015年12月2日(水)・3日(木)・4日(金)
出場選手:錦織圭、
M・シャラポワ(ロシア)、
D・ハンチュコバ(スロバキア)、
奈良くるみ、
M・サフィン(ロシア)、
L・パエス(インド) (ジャパン・ウォリアーズ所属)のほか、シンガポール・スラマーズ、インディアン・エーシーズ、フィリピン・マーベリックスとUAEロイヤルズの所属選手
[ライター:塚越 亘]
プロフィール
塚越 亘(つかごし わたる)
ジャーナリスト。1973年から雑誌などに寄稿。90年代には「TENNISJapan」というFAX新聞を発行し、試合結果速報や
松岡修造、クルム
伊達公子らの直筆コメントなどを掲載した新聞を発行。テニスの報道における草分け的存在。
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