国内テニスツアーの橋本総業全日本テニス選手権(東京/有明コロシアム、ハード、賞金総額2,846万円)は8日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
内山靖崇(日本)が第1シードの
添田豪(日本)を7-6 (8-6), 6-4のストレートで下し、大会初優勝を飾った。
>>全日本テニス選手権 対戦表<<多くの観客が詰め掛ける中行われた決勝戦、第1セットの第10ゲームで内山は3本のセットポイントを握るも、果敢に攻めてくる添田にネットプレーなどを決められゲームカウント5-5に。
その後はタイブレークへ突入し、内山は3-6と添田にセットポイントを与える。ここから内山がダブルフォルトを犯す添田の隙をつき、5ポイント連取に成功して第1セットを先取。
第2セットでは序盤でリードするも、第8ゲームで添田にブレークバックを許す。しかし、第9ゲームで内山がまたも添田のサービスゲームをブレーク、続く第10ゲームでサービスキープして優勝を決めた。
23歳の内山は、今年8月に行われた下部大会のレキシントン・チャレンジャーで、チャレンジャー大会初の決勝進出。また、9月の国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦では
西岡良仁(日本)とのダブルスに出場した。
一方、敗れた添田は惜しくも6年ぶり3度目の全日本制覇とはならなかった。2008・2009年の全日本テニス選手権も制している添田。2005年には決勝で
岩渕聡(日本)に接戦の敗れ準優勝に終わった。
女子では前日の決勝で第1シードの
桑田寛子(日本)が第4シードの
瀬間詠里花(日本)をストレートで破り、初優勝を飾った。
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