男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は6日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を7-6 (7-3), 7-6 (10-8)と2度のタイブレークを制し、ここまでの連勝を20へと伸ばすと同時にベスト4進出を決めた。
>>パリ・マスターズ対戦表<<両者は今回が22度目の対戦で、ジョコビッチはベルディヒとの対戦成績を20勝2敗とさらにリードを広げた。
この試合、両者共に1度もブレークを許さない安定したサービスゲームを展開し、第1・2セットと2度のタイブレークへともつれる。しかし、王者ジョコビッチが2度のタイブレークを制し、2時間7分の接戦の末に勝利を決めた。
準決勝では第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と第7シードの
R・ナダル(スペイン)の勝者と対戦する。
世界ランク1位のジョコビッチは、今年8月のシンシナティ決勝で
R・フェデラー(スイス)に敗れて以来、全米オープン、チャイナ・オープン、上海マスターズで優勝を飾っており、今回の勝利で連勝を20へと伸ばした。
さらに、この大会でのタイトル獲得で、同シーズン6度のマスターズ大会での優勝を初めて飾る快挙へチャレンジしており、快挙達成まであと2勝に迫った。
一方、敗れたベルディヒは今大会の2回戦で
E・ロジェ=ヴァセラン(フランス)、3回戦で第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)を下しての勝ち上がりだった。
また、BNPパリバ・マスターズには11年連続で出場しており、2005年に初出場で優勝を飾っている。昨年は準決勝で
M・ラオニチ(カナダ)に敗れて決勝進出を逃した。

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