男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は5日、シングルス3回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第14シードの
G・シモン(フランス)を6-3, 7-5のストレートで下し、ここまでの連勝を19へと伸ばすと同時にベスト8進出を決めた。
>>パリ・マスターズ対戦表<<勝利を飾りながらも、この日のジョコビッチはサービスの調子が上がらず、5度のブレークをシモンに許す王者らしからぬプレーだった。
「そんな時もある。スポーツにはリズムがなかなか掴めない日だってあるもの。ちょっと考えて過ぎて自信を失ってしまっていた。正直イライラしてしまった。第2セットだけで4度もブレークされるなんて。こんなこと、もうしばらくなかったことだからね。」とジョコビッチは試合中の気持ちを述べていた。
そんな状況ながらも勝利を手にしたのは、冴え渡ったリターンのお陰だった。
「試合を通してずっとリターンが良かった。彼(シモン)に付け入る隙を与えなかった。誰と対戦してもベースラインからは負けない自信を感じられた試合でもあった。」と敗戦からも得たものがあったと実感していた。
ジョコビッチは準々決勝で、第9シードの
JW・ツォンガ(フランス)を6-3, 6-4のストレートで破った第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と顔を合わせる。
「強豪との対戦にも準備は出来ている。」とジョコビッチは次の試合への意気込みを加えていた。
(STATS - AP)
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