女子テニスツアーのBGL・BNPパリバ・ルクセンブルグ・オープン(ルクセンブルグ、ハード)は25日、シングルス決勝が行われ、
土居美咲(日本)が
M・バーテル(ドイツ)を6-4, 6-7 (7-9), 6-0のフルセットで下し、自身初のWTAツアー優勝を飾った。
決勝戦、土居は5度握られたブレークポイント全てしのぎ、ハードヒットを続けるバーテルの4度目の優勝を阻止した。
準々決勝では、元世界ランク1位の
J・ヤンコビッチ(セルビア)を下していたサウスポーの土居は、全米オープン2回戦敗退後に出場した3大会全てで初戦敗退を喫していた。今大会の1回戦でも、第4シードの
A・ペトコビッチ(ドイツ)にファイナルセットでは2度のブレークを許したが、崖っぷちから勝利して勢いに乗っていた。
この日の決勝戦でも、勝敗を決めるファイナルセットの第1ゲームでは、自身のサービスゲームで0-40とピンチを迎えたが、それを跳ね除けてバーテルの勢いを止めた。
「第2セットは精神的にも肉体的にも、とてもタフだった。」と土居は語る。
「勝利目前だったけど、試合を終わらせることが出来なかった。鍵になったのはファイナルセットの第1ゲームだった。0-40にされてしまってから、目の前の1ポイントに集中するように努めていた。そこから自信が膨らんでいった。」と試合を振り返った。
(STATS - AP)
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