男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は17日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
A・マレー(英国)は第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に1-6, 3-6のストレートで完敗し、3年ぶり大会4度目の決勝進出とはならなかった。
>>上海マスターズ対戦表<<この試合、ジョコビッチはマレーから5度のブレークに成功すると、試合を通してわずか7本しか凡ミスを犯さない完璧なプレーを披露した。一方のマレーはミスが目立ち、らしかなるプレーでこの日犯した凡ミスは実に30本にも及んでいた。
マレーはジョコビッチと最後に対戦した8月のカナダでのマスターズ大会の決勝戦でジョコビッチから勝利を飾っており、その勢いを維持してこの日も勝利を上げて、男子ツアー最終戦とその後に行われるベルギーとの男子国別対抗戦のデビスカップ決勝戦へ臨みたいと願っていた。
しかし、この日のマレーはサービスの調子が上がらず、ファーストサービスもわずか46パーセントしか入らず、6度ものダブルフォルトを犯すなど、普段のプレーからかけ離れていた。
マレーは「今日のプレーは、明らかに落胆されるものだった、特に第1セットのサービスは酷かった。好調なノヴァーク(ジョコビッチ)相手に、あんなプレーでは太刀打ち出来ない。彼はかなり自信に満ちているし、この大会の状態からも難しいものになってしまった。」と、落胆の色が隠せなかった。
(STATS - AP)
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