男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は17日、シングルス準決勝が行われ、第16シードの
JW・ツォンガ(フランス)が第8シードの
R・ナダル(スペイン)を6-4, 0-6, 7-5のフルセットで撃破し、大会初の決勝進出を決めた。
両者は今回が通算12度目の対戦で、ツォンガはナダルとの対戦成績を4勝8敗とした。
この試合、強打でナダルを左右に揺さぶってチャンスを作ったツォンガは、第5ゲームでブレークに成功。その後も攻めの姿勢を変えなかったツォンガが第1セットを先取した。
しかし、第2セットに入ってから一気に失速してしまったツォンガは、ミスを連発してナダルに3度ものブレークを許し、1ゲームも取ることが出来ずにセットカウント1-1となってしまう。
勝敗のかかるファイナルセットでは両者サービスキープが続くが、第11ゲームでナダルのボレーがネットにかかって大きなブレークに成功し、ツォンガは雄叫びをあげた。その後は第12ゲームをしっかりキープして2時間15分のフルセット戦を制し、勝利を手にした。勝利したツォンガは、恒例の「勝利の舞」を披露した。
決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と第3シードの
A・マレー(英国)の勝者と対戦する。
世界ランク15位のツォンガはキャリア通算12勝をあげており、今季は9月に行われたモゼール・オープンで地元優勝を果たしている。
過去同大会では2013年にベスト4進出を果たしており、今回は大会初でマスターズでは昨年のトロント以来の決勝進出となった。
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