男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は10日、シングルス準決勝が行われ、2連覇を狙っていた第2シードの
錦織圭(日本)はノーシードの
B・ペール(フランス)に6-1, 4-6, 2-6の逆転で敗れ、決勝進出とはならなかった。
>>楽天OP対戦表<<昨年準優勝を飾った全米オープン、今年錦織は日本人男女を通じて初となる四大大会最高の第4シードで出場したがペールに逆転で敗れ、まさかの初戦敗退を喫していた。
雪辱戦、錦織はペールの強烈なバックハンドを封じようとフォアハンド側にボールを集めて2度のブレークに成功し、第1セットを先取。
第2セットでは第10ゲームで最後ペールに鮮やかなバックハンドのウィナーを決められ、セットカウント1-1となる。
ファイナルセットでは勢いに乗るペールに第2ゲームでブレークを許し、その後も試合の主導権を握ることが出来ず、準決勝敗退となった。
錦織は過去の楽天ジャパン・オープンで2012年に初優勝を飾り、2014年には2度目のタイトルを獲得。今大会では2連覇と大会3度目の優勝を狙っていた。
一方、勝利したペールは決勝で今年の全仏王者である第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは準決勝でノーシードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)をストレートで下しての勝ち上がり。
元世界ランク24位のペールは怪我により一時ツアーから離れていたが、今年7月のスウェーデン大会でツアー初のタイトルを獲得。そして全米オープンでは1回戦で錦織をフルセットの末に破る金星をあげ、グランドスラム初の4回戦進出を果たした。
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