女子テニスツアーの東レ・パン・パシフィック・オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)は27日、シングルス決勝が行われ、2011年覇者で第7シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)が第8シードで18歳の
B・ベンチッチ(スイス)を6-2, 6-2のストレートで下し、4年ぶり大会2度目のタイトル獲得、さらに今季初優勝を飾った。
>>東レPPO対戦表<<両者は今年行われたAEGON国際女子の決勝で1度だけ対戦しており、その時はベンチッチが勝利していたが、今回ラドワンスカはリベンジに成功しての優勝となった。
この試合、両者激しいラリー戦から粘りを見せ、サービスキープが続く展開となるが、ネットプレーやドロップショットと多彩なプレーで積極的に攻めたラドワンスカが第6ゲームでブレークに成功。その後ベンチッチを突き放し、第1セットを先取する。
第2セットでは、ラドワンスカが序盤で4ゲーム連取。なかなかゲームを取りきれないベンチッチは苛立ちを見せる場面もあり、最後まで攻めの姿勢を変えなかったがミスを連発。最後はラドワンスカが強烈なショットを放ち、ストレートで勝利を手にした。
世界ランク13位のラドワンスカは、昨年のモントリオール大会以来タイトル獲得には至っていなかったが、今大会では1セットも落とさずに勝ち進み、4年ぶり大会2度目の優勝を果たした。
一方、敗れた18歳のベンチッチは、今年6月に念願のツアー初優勝。その後8月のロジャーズ・カップ女子ではツアー2勝目をあげ、今回は3度目のタイトル獲得を狙っていたが、元世界ランク2位のラドワンスカに完敗して準優勝に終わった。
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