男子テニスツアーのウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、ハード)は25日、シングルス2回戦が行われ、第3シードの
JW・ツォンガ(フランス)が
D・イストミン(ウズベキスタン)を5-7, 6-4, 6-1の逆転で下し、3回戦進出を決めた。
今大会のシード勢は1回戦免除のため、ツォンガはこの試合が初戦となった。
この試合、第1セットを落としたツォンガは、第2セットで安定したサービスゲームを展開。4度のブレークのチャンスをしのぎ、1ブレークに成功して第2セットを奪い返す。
勝敗のかかる第3セットでは、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率が100パーセントと完璧なサービスゲームを披露。イストミンに1ゲームしか与えず、1時間49分で逆転勝利をおさめた。
3回戦では第13シードの
S・ジョンソン(アメリカ)と対戦する。
世界ランク19位のツォンガは、今年の全仏オープンで
錦織圭(日本)らを破ってベスト4へ進出。昨年優勝を飾ったロジャーズ・カップでは、準々決勝で
A・マレー(英国)に敗れて2連覇を逃している。その後のW&Sオープン男子では、
F・ベルダスコ(スペイン)に逆転で敗れて初戦敗退を喫した。
一方、敗れたイストミンは、今年6月に行われたAEGONノッティンガム・オープン男子の決勝で、
S・クエリー(アメリカ)をストレート撃破して念願のツアー初優勝を飾っていた。
今回は1回戦で
D・ヤング(アメリカ)を下しての勝ち上がりとなったが、ツォンガに逆転を許して2回戦敗退となった。
また、同日行われたシングルス2回戦では、第1シードの
G・シモン(フランス)、第4シードの
V・トロイキ(セルビア)、第5シードの
G・ガルシア=ロペス(スペイン)、第7シードのクエリー、第9シードの
B・ペール(フランス)、第10シードの
J・ソウサ(ポルトガル)、第12シードの
P・アンドゥハル(スペイン)、第14シードの
M・バグダティス(キプロス)と、シード勢8選手が初戦で姿を消すこととなった。
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