男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は24日、シングルス1回戦が行われ、予選勝者で世界ランク88位の
C・ムーテ(フランス)はワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク111位の
シャン・ジュンチェン(中国)に7-6 (11-9), 2-6,6-7 (10-12)のフルセットで敗れ、初戦敗退となった。この試合終盤、ムーテがサーブを放った際にラケットが手からすっぽ抜ける場面があった。
>>【動画】強烈サーブも手からラケットすっぽ抜け、4時間死闘の終盤で疲れ見せる<<>>シナー、アルカラス、西岡 良仁、ダニエル 太郎らマドリッドOP組合せ<<25歳のムーテは今季、2月のモビスター・チリ・オープン(チリ/サンティアゴ、レッドクレー、ATP250)で予選からの出場で4強入り。直近では前週のティリアク・トロフィー(ルーマニア/ブカレスト、 クレー、ATP250)でベスト8に進出している。
この試合、第1セットをタイブレークの末に先取したムーテだったが、第2セットは安定したサービスゲームを展開するシャンを崩すことができず。2度のブレークを奪われセットカウント1-1に追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ムーテは第2ゲームで先にブレークを許すも第5ゲームでブレークバックし追いつく。その後は互いにブレークすることができずにタイブレークにもつれ込む。
一進一退の攻防が続くなか、5-5の場面ではムーテがサーブを放った際にラケットが手からすり抜けてしまう事態も。互いに疲れを見せた一戦は最終的に6本目のマッチポイントをものにしたシャンに軍配。ムーテは3時間59分に及ぶ死闘の末に力尽きた。
勝利したシャンは2回戦で第27シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のためダビドビッチ フォキナはこの試合が初戦となる。
同日には世界ランク34位の
B・チョリッチ(クロアチア)、同43位の
J・ドレイパー(イギリス)、同60位の
L・ダルデリ(イタリア)、同85位の
ダニエル太郎らが2回戦へ駒を進めた。
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