女子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)は24日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク197位の
大坂なおみがラッキールーザーで本戦入りした同69位の
G・ミネン(ベルギー)を6-4, 6-1のストレートで破り、2年ぶり4度目の初戦突破を果たした。試合後に大坂は「クレーコートで優勝したい」と思いを語った。
>>大坂 なおみ、シフィオンテクらマドリッドOP組合せ<<>>シナー、アルカラス、西岡 良仁、ダニエル 太郎らマドリッドOP組合せ<<26歳の大坂は今季、2月のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)で8強入りすると、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)では3回戦に進出した。
今月は12日と13日に行われた国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)ファイナル予選「日本vsカザフスタン」に日本代表として出場し、第2試合で
Y・プチンセワ(カザフスタン)に勝利。日本の3勝1敗でのファイナルズ進出に貢献した。
その後は前週行われたオープン・キャップファイナンス・ルーアン・メトロポール(フランス/ ルーアン、室内クレー、WTA250)に出場。約2年ぶりにクレーコートでプレーを披露したものの、1回戦で
M・トレヴィサン(イタリア)にストレートで敗れた。
ムチュア・マドリッド・オープンに出場するのは2年ぶり5度目で、最高成績は2019年の8強入りとなっている。
1回戦、第1セットで大坂はサービスゲームで7ポイントしか失わないプレーで相手にブレークポイントを1度も与えずキープを続ける。リターンゲームでは終盤の第10ゲームでブレークを奪い、このセットを獲得する。
第2セット、大坂は第2ゲームでブレークポイントを握ると強烈なバックハンドのリターンを打ち込み先にブレークに成功する。その後、大坂は第4ゲームでもブレークを奪い、2回戦進出を果たした。
大坂がクレーコートで白星を挙げるのは2022年の同大会1回戦以来2年ぶりのこととなった。
女子テニス協会のWTA公式サイトには大坂のコメントが掲載されている。
「クレーコートには間違いなく美しさがあるし、クレーコートで活躍する人たちから多くのインスピレーションを受けている。イガ(シフィオンテク)選手のようになれるとは思っていないけど、自分の持っている力を最大限に発揮したい」
「全体的には、本当にハッピー。ウィム(コーチ)とのゲームプランがあって、それを実行できた。私は自分を責める傾向があるの。『もっとうまくやるべきだった』とか思ってしまう。だから気を引き締めて『もっとチャンスがくればいい』と自分に言い聞かせていたの」
「フォアハンドのスライディングショットが何度かうまくいったから、それについては興奮した(笑)。彼女はすごくいいドロップショットを打っていたけど、私は2、3本うまく打てたと思う。動きの面では、だいぶ落ち着いてきたと思う」
「クレーコートに順応したいし、順応しようとしているけど、私には私でうまくいっていることがある。ゲームには基本があるから、それを守りつつ、コートをリスペクトしたい。クレーコートでの試合をたくさん見て、できる限り課題をこなしたいと思っているわ」
「クレーコートで優勝したい。カムバックして最初の優勝がクレーコートだったら、とても皮肉なことだけど、面白いことだと思う(笑)」
勝利した大坂は2回戦で第15シードの
L・サムソノヴァと対戦する。今大会はシード勢が1回戦免除のためサムソノヴァはこの試合が初戦となる。
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