10日から開幕する男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)にマスターズ大会初制覇を狙う世界ランク4位の
錦織圭(日本)は第4シードで出場する。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、2回戦からの登場。
9日、錦織はシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)で今季3度目の優勝、キャリア通算10勝目をあげた。さらに大会後に発表された世界ランキングでは今年の4月以来 約4カ月ぶりに自己最高タイの4位へ返り咲いた。
昨年のロジャーズ・カップは怪我により欠場している。また、マスターズでは未だ優勝経験がなく、今大会では初のマスターズ優勝を狙う。錦織のマスターズ自己最高成績は2014年のマドリッド・マスターズ決勝進出。その時は
R・ナダル(スペイン)と対戦するも怪我により途中棄権し、準優勝に終わった。
今大会で錦織はBIG4の一角であるナダルと同ブロックに位置しており、両者が勝ち進むと準々決勝で対戦する組合せ。ナダルとは相性が悪く、過去7連敗している。
初戦となる2回戦では世界ランク48位の
P・アンドゥハル(スペイン)と同257位の
F・ダンチェビッチ(カナダ)の勝者と対戦する。
今大会の第1シードは
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードは
A・マレー(英国)、第3シードは
S・ワウリンカ(スイス)、第4シードは錦織、第5シードは
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第6シードは
M・チリッチ(クロアチア)、第7シードはナダル、第8シードは
M・ラオニチ(カナダ)となっている。世界ランク2位の
R・フェデラー(スイス)は欠場。
また、9日には本戦出場をかけた予選最終ラウンド7試合が行われ、
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)、
M・ユーズニー(ロシア)、
E・ガルビス(ラトビア)、
D・クドラ(アメリカ)、
ルー・イェンスン(台湾)、
D・ヤング(アメリカ)、
H・チャン(韓国)が本戦入りを決めた。
昨年のロジャーズ・カップの優勝は
JW・ツォンガ(フランス)、準優勝はフェデラーとなっている。
>>ロジャーズ・カップ対戦表<<
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