高校日本一の座をかけたインターハイ(平成27年度全国高等学校総合体育大会)は競技2日目の3日、団体女子の3回戦と準々決勝がマリンテニスパーク・北村(大阪府大阪市/砂入り人工芝)で行われ、春の全国選抜の優勝校、京都外大西(京都)、そして相生学院(兵庫)と城南学園(大阪)の近畿勢3校と、秀明八千代(千葉)が準決勝へ進出した。
第1シードの沖縄尚学(沖縄)はダブルスを先取。エースのリュー理沙マリーが
大河真由(日本)から第1セットを6-2で取り一気に勝敗が決するかと思われたが、ここから大河が粘りのテニスを見せると逆にリューのエラーが目立ち始める。結果、大河が2-6, 6-3, 6-2で逆転勝ちをおさめる。
画像:秀明八千代の大河が逆転勝ち
さらにシングルス2ではサウスポーから強打を繰り出す秀明八千代の岩井真優が下地奈緒に4-6, 6-2, 6-2で逆転に成功し秀明八千代が4強入り。準決勝では相生学院と対戦する。
画像:岩井が秀明八千代の勝利決める
春の選抜優勝校の京都外大西は、シングルス1の越野菜摘が森川菜花を6-0, 6-4で退けて先勝。ダブルスでは大野菜々子/井出梨香子組が山藤真帆/梶谷亜未組から第1セットを6-4で取るも、第2セットでは山藤/梶谷組が勢いに勝り6-3で挽回し、1セットオール。野田学園の山藤/梶谷組の勢いは止まらずこのまま試合を制するかと思われたが、大野/井出組が第3セット終盤で盛り返し、6-4, 3-6, 7-5でチームの勝利を決めた。
画像:野田学園の山藤/梶谷組が善戦
京都外大西は準決勝で、地元大阪の城南学園と対戦する。
準々決勝の結果は以下の通り。
※ドロー番号順
※枠内の勝者同士で準決勝を行う
【女子団体準々決勝】
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●沖縄尚学(沖縄 vs. ○秀明八千代(千葉), 1-2
●九州文化学園(長崎) vs. ○相生学院(兵庫), 0-2
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●野田学園(山口) vs. ○京都外大西(京都), 0-2
○城南学園(大阪) vs. ●鳳凰(鹿児島) , 2-0
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画像:相生学院の境/池内組が貴重な1勝
画像:城南学園のエース、向井
団体戦はダブルス1試合とシングルス2試合の計3試合のうち2勝した高校の勝利となり、ダブルスとシングルスに重複して出場する事は出来ない。
また3回戦までは8ゲームズプロセット、以降は3セットマッチで各試合が行われる。
今大会は2日から4日にかけて団体戦、続いて個人戦シングルス・ダブルスが5日から8日にかけて開催される。
昨年の女子団体戦は、名経大高蔵(愛知)が湘南工大附(神奈川)を下して優勝。
また、昨年度の3年生が引退後に行われた今年3月の第37回全国選抜高校テニス大会では、京都外大西(京都)が沖縄尚学(沖縄)を下して優勝をおさめている。
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