男子テニスツアーのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝)は21日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が世界ランク45位の
A・セッピ(イタリア)を7-6 (7-1), 6-4のストレートで下し、大会8度目の優勝を飾ると同時に、3連覇を達成。また33歳のフェデラーは、今回のタイトル獲得でキャリア通算86勝とした。
【会場でしか買えない 全英タオル】33歳のフェデラーと31歳のセッピによる30代対決となった決勝戦、フェデラーはサーブ&ボレーに加え、バックハンドのスライスによる緩急をつけたラリー戦を披露。さらにチャンスがあれば、すかさずネットへ出てプレッシャーをかけた。
第1セットは両者サービスキープが続く中、タイブレークで一気にギアを上げたフェデラーがセッピを圧倒。第2セットでは第10ゲームでこの試合初のブレークに成功し、勝利を手にした。
セッピも第2セット中盤までフェデラーにブレークチャンスを与えないサービスキープを続けるも、勝負所でポイントをとることが出来なかった。
今回の優勝でフェデラーはセッピとの対戦成績を12勝1敗とした。セッピに唯一敗れたのは今年の全豪オープン3回戦。
今大会、フェデラーは1回戦で地元の
P・コールシュライバー(ドイツ)に大苦戦するも勝利。2回戦は
E・ガルビス(ラトビア)、準々決勝で地元の
F・マイヤー(ドイツ)、準決勝では第8シードの
I・カルロビッチ(クロアチア)をそれぞれストレートで下し、決勝戦へ駒を進めていた。
フェデラーは過去のゲリー・ウェバー・オープンで、2003・2004・2005・2006・2008・2013・2014年と7度タイトルを獲得しており、今回で8度目の優勝、大会3連覇となった。
一方、準優勝のセッピは、今大会1回戦で37歳のベテラン
T・ハース(ドイツ)、2回戦で第5シードの
T・ロブレド(スペイン)に勝利して8強入り。
その後、準々決勝で第4シードの
G・モンフィス(フランス)、準決勝で第2シードの
錦織圭(日本)が棄権したため、労せずフェデラーとの決勝へ駒を進めていた。
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