テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は5日、男子シングルス準決勝が行われ、第5シード
錦織圭(日本)を準々決勝で破った第14
JW・ツォンガ(フランス)が敗退。第8シード
S・ワウリンカ(スイス)に3-6, 7-6 (7-1), 6-7 (3-7), 4-6で敗れた。地元の期待を一身に背負ったツォンガだが、決勝進出をワウリンカに阻まれてしまった。
準々決勝、ツォンガは錦織と対戦し、2セットアップとリード。しかし、そこから錦織の猛攻にあい、勝負の行方はファイナルセットへ。最後はセンターコート・フィリップ・シャトリエの大声援を後押しにしたツォンガが勝ち切った。
5日の準決勝は、気温が高いこともあり、ポイントをとってガッツポーズをするツォンガは、どこか身体が重たそうにも見えた。
錦織戦で見せたモハメド・アリのようなファイティング・スピリットはワウリンカに封じられたのかもしれない。
この日ツォンガは、絶好調のワウリンカの片手バックハンドに加えてキレのあるフォアハンドに苦しみ、60本ものウィナーを決められた。さらに、17度もブレークチャンスが訪れるも、ブレーク出来たのはわずか1度だった。試合時間は3時間46分。
両者は今回が7度目の対戦となり、ツォンガはワウリンカとの対戦成績を3勝4敗とした。
また、大会後に発表される世界ランキングで、ツォンガは12位に浮上することが確定している。
一方、ツォンガに勝利したワウリンカは全仏オープン初優勝に向け、第1シード
N・ジョコビッチ(セルビア)と第3シード
A・マレー(英国)の勝者と決勝で対戦する。ジョコビッチとマレーの準決勝は、雷雨のため6日へ順延となった。
>>全仏オープン対戦表<<
■関連ニュース■
・ジョコ ボール見えない・「ナダル伝説」終焉か・決勝スタン、ツォンガを称賛
■最新ニュース■
・国枝 単複2冠「納得の内容」・錦織 無料アプリを発表・錦織いない全仏、優勝は