テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、第3シードの
A・マレー(英国)が第7シードの
D・フェレール(スペイン)を7-6 (7-4), 6-2, 5-7, 6-1で下し、2年連続のベスト4進出を決めた。準決勝では第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と激突する。
この試合、2セット連取したマレーは、第3セット序盤もリードする。しかし、ここからフェレールに左右に走らされる展開を強いられ、第10ゲームでブレークされる。ラリー戦ではマレーが先にミスし、フェレールの勢いを止められなかったマレーが第3セットを落とす。
しかし、第4セットでギアを上げたマレーが、フェレールの粘りのプレーを振り切り5ゲーム連取。マレーにマッチポイントがきていたが、最後は3度目のマッチポイントをものにして、ジョコビッチの待つ準決勝進出を決めた。
ジョコビッチとマレーは今回が通算26度目の対戦で、今年の全豪オープン決勝でも対戦しており、その時はジョコビッチがマレーを下して優勝を手にした。今回はグランドスラム2大会連続の対戦。
マレーとジョコビッチは、共に今季のクレーシーズンは無敗。全仏初制覇を狙う好調を維持している両者の対戦は注目の一戦となる。
一方、ジョコビッチは同日行われたシングルス準々決勝で、全仏オープンで9度の優勝を誇るクレーキングの
R・ナダル(スペイン)を下し、準決勝進出をすでに決めている。
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