テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は3日、男子シングルス準々決勝が行われ、悲願の全仏制覇を狙う第1シード
N・ジョコビッチ(セルビア)が第6シード
R・ナダル(スペイン)との大一番を7-5, 6-3, 6-1のストレートで制し、5年連続のベスト4進出を決めた。
両者は今回が通算44度目の対戦。ジョコビッチはナダルとの対戦成績を21勝23敗と差を縮めた。
この試合は接戦が予想されたが、王者の力を発揮したジョコビッチは高く弾むナダルのボールを上から叩き、ドロップショットを織り交ぜるなどでナダルを圧倒した。
ジョコビッチが全仏オープンで優勝すると、生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)達成となる。
全仏初制覇に向けてジョコビッチは準決勝で、第3シードの
A・マレー(英国)と第7シードの
D・フェレール(スペイン)の勝者と対戦する。
一方、これまで全仏オープン過去9度の優勝を誇るナダルは、今回ジョコビッチに敗れたことで、大会2度目の敗戦を喫した。最初は2009年の4回戦、その時は
R・ソダーリン(スウェーデン)。そして2敗目は今回対戦したジョコビッチ。全仏通算では70勝2敗となった。
今年ナダルは、全仏オープンで前人未到10度目の優勝を狙っていたが、ジョコビッチに阻まれることとなった。
【ノヴァーク・ジョコビッチ vs ラファエル・ナダル 全仏オープン対戦成績】
<2015年>
・準々決勝 N・ジョコビッチ 7-5, 6-3, 6-1 R・ナダル
<2014年>
・決勝 R・ナダル 3-6, 7-5, 6-2, 6-4 N・ジョコビッチ
<2013年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 3-6, 6-1, 6-7 (3-7), 9-7 N・ジョコビッチ
<2012年>
・決勝 R・ナダル 6-4, 6-3, 2-6, 7-5 N・ジョコビッチ
<2008年>
・準決勝 R・ナダル 6-4, 6-2, 7-6 (7-3) N・ジョコビッチ
<2007年>
・準決勝 R・ナダル 7-5, 6-4, 6-2 N・ジョコビッチ
<2006年>
・準々決勝 R・ナダル 6-4, 6-4, 途中棄権 N・ジョコビッチ
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