テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は31日に行われた4回戦で、
T・ガバシュビリ(ロシア)に勝利して大会初のベスト8進出を果たしたと同時に、日本男子で1933年の同大会でベスト8進出した
佐藤次郎(日本)以来となる82年ぶりベスト8入りの快挙を達成した第5シード
錦織圭(日本)が、4強入りをかけて準々決勝で第14シードの地元
JW・ツォンガ(フランス)と対戦する。
両者は過去に5度対戦しており、対戦成績は錦織から見て4勝1敗と相性は良い。
1週目の今日までの試合と、明日からの2週目の試合の違いについては「自然と相手が強くなってくるので、より長いラリーになってくるし、集中力がどんどん必要になってきます。」とコメント。
準々決勝で対戦するツォンガについては「久しぶりの対戦になります。彼も怪我をして最近結果が出始めている選手なので、気を付けてしっかり自分の良いテニスが出来れば、優勝っていうのも可能性はなくはないと思います。1試合ずつ頑張っていきたいです。」と錦織。
ツォンガ戦の対策については「やっぱりサービスが良いですし、フォアと攻撃的なプレーが彼の持ち味なので、なるべく打たせないように出来たらと思います。」
「負けることはなくなってきたと思います。でも彼の打つボールはとても重いですし、逆クロスなんかも角度もつけてくるので、それに注意します。」と準々決勝に向け気を引き締めた。
錦織とツォンガの直近の対戦は、昨年10月に行われたBNPパリバ・マスターズで、その時は錦織がフルセットの末に勝利。錦織が唯一敗れたのは2013年の上海マスターズで、錦織がストレートで敗れている。
錦織と対戦するツォンガは、4回戦で第4シードの好調
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を破っての勝ち上がりとなっており、地元フランスのアドバンテージがある。
過去の全仏オープンでは、2013年にベスト4進出を果たしている。
両者の注目の一戦は、大会10日目の現地6月2日に予定している。
(コメントはWOWOWから抜粋)>>全仏オープン男子ドロー表
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