テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は29日、男子シングルス3回戦が行われ、第2シードの
R・フェデラー(スイス)が世界ランク88位の
D・ズムル(ボスニア)を6-4, 6-3, 6-2のストレートで退け、2009年以来2度目の全仏制覇へ向けて、11年連続となる4回戦へ駒を進めた。
23歳ズムルとの対戦について、フェデラーは「とてもリラックスして試合に臨めた。」と、試合直後のオンコート・インタビューで語っていた。
初めて対戦するズムルについては「彼(ズムル)のことは知らなかったし、彼が大切な場面などで、どんなプレーをしてくるかも知らなかった。」と、ほとんど情報がなかったことを明かした。
第2セットでフェデラーはゲームカウント5-2とリードしてサービング・フォー・セットを迎えるも、ズムルにブレークを許す。しかし気を引き締め直したフェデラーは、続くズムルのサービスゲームで再びブレークし、2セットを連取した。
第3セットも第4ゲームでブレークに成功すると、ゲームカウント3-1とリードしたフェデラーが、その後も反撃の隙を与えず、1時間28分のストレート勝利をおさめた。
4回戦でフェデラーは、第13シードの
G・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスはこの日、第21シードの
P・クエバス(ウルグアイ)と対戦し、4-6, 7-6 (7-1), 3-6, 6-4, 6-3のフルセット戦を制して勝利した。
セットカウント1-2とリードされたモンフィスは、第4セットも2度のブレークをされてゲームカウント1-4と大ピンチに立たされた。しかし、そこから5ゲームを連取する猛攻を見せると、ファイナルセットもその勢いのまま奪い、地元の声援を力に大逆転勝利を飾った。
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