テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は29日、男子シングルス3回戦が行われ、悲願の地元優勝、さらに四大大会初のタイトル獲得を狙う第14シードの
JW・ツォンガ(フランス)が、全仏3年連続5度目のベスト16進出を決めた。この日はノーシードの
P・アンドゥハル(スペイン)に7-6 (7-3), 6-4, 6-3のストレートで勝利。
4回戦でツォンガは、第4シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)と対戦する。
ツォンガがベルディヒに勝利した場合、準々決勝では第5シードの
錦織圭(日本)と世界ランク74位の
T・ガバシュビリ(ロシア)の勝者と対戦する。もし錦織との対戦になると、今回が通算6度目の対戦。ツォンガは対錦織戦で1勝4敗と負け越している。
ツォンガが一躍注目されたのが、2008年の全豪オープン。この時は台風の目となり、ノーシードのツォンガは1回戦で
A・マレー(英国)に勝利して勢いに乗ると、
R・ガスケ(フランス)、
M・ユーズニー(ロシア)、
R・ナダル(スペイン)らを次々と破る快進撃でグランドスラム初の決勝進出。決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れるも、以降は世界トップの仲間入りをした。
未だグランドスラムタイトルを獲得出来ていないツォンガは、念願の四大大会優勝を地元パリで優勝したいところ。
センターコートのフィリップ・シャトリエで行われた29日の3回戦、地元の声援を一身に受けたツォンガは、クレーコートでの戦いを得意とするアンドゥハルをストレートで破った。
強打で押し切るプレースタイルのツォンガは11本のサービスエースに加え、41本のウィナーを決めて圧倒。ベルディヒが待つ4回戦へ駒を進めた。
一方、ストレート負けを喫したアンドゥハルは、今年のバルセロナ・オープン決勝で錦織に敗れるも準優勝を飾っていた。
>>全仏オープン男子ドロー表<<
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