テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、大会初優勝を狙う第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に6-1, 6-4, 6-4のストレート勝ちをおさめ、全仏初制覇に前進した。念願の生涯グランドスラム達成に向け3回戦進出決めたジョコビッチだったが、不安を残す結果となった。
ストレートで勝利したものの、優勝候補の1人であるジョコビッチはトレーナーに腰のマッサージを受けるなどの場面があった。グランドスラムで優勝するには、長い2週間を戦い抜かなくてはいけないため、今回のマッサージを受けていた事が、今後どう影響するか。
今季ジョコビッチは全豪オープン優勝。また、マスターズ大会であるインディアンウェルズ・マイアミ・モンテカルロ・ローマの出場した4大会全てでタイトルを獲得し、今回の全仏オープンへ最高の状態で臨んでいる。
ジョコビッチは現役選手で生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)を達成している
R・フェデラー(スイス)と
R・ナダル(スペイン)に続く、3人目の生涯グランドスラマーとなるべく、今大会の優勝を狙う。
勝利したジョコビッチは3回戦で、ノーシードの19歳
T・コキナキス(オーストラリア)と対戦する。
また、ジョコビッチが勝ち進んだ場合、準々決勝で第6シードのナダルと対戦する厳しい組合せとなっている。
>>全仏オープン男子ドロー表<<
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