テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は28日、男子シングルス2回戦が行われ、ノーシードの19歳
T・コキナキス(オーストラリア)が第27シードの
B・トミック(オーストラリア)に3-6, 3-6, 6-3, 6-4, 8-6の大逆転勝ち。2セットダウンから勝利をおさめたコキナキスは、四大大会初の3回戦進出を果たした。
ジュニア時代から
N・キリオス(オーストラリア)、B・コリッチ、
西岡良仁(日本)、
A・ルブレフ(ロシア)らと切磋琢磨してきたコキナキスは、この日2本のマッチポイントをしのいでの大逆転勝利だった。勝利の瞬間、コートへ倒れ込み喜びを爆発。
これまでは昨年と今年の全豪オープン2回戦進出がグランドスラム自己最高成績だったが、今回自身の記録を更新した。
今大会前は下部大会であるフランスのチャレンジャー大会で優勝を飾り、全仏オープンへ出場。1回戦では
N・バシラシヴィリ(グルジア)を逆転で破り2回戦進出。
この日の2回戦、コキナキスは19本のサービスエースを決めた。凡ミスは61本も犯すも、71本のウィナーを放ち、トミックを撃破した。
3回戦でコキナキスは、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)と
G・ミュラー(ルクセンブルグ)の勝者と対戦する。
一方、敗れたトミックは、悔しい大逆転負けを喫した。2011年のウィンブルドンでは予選から出場してベスト8へ進出している。22歳のトミックは、これまでツアー2勝、自己最高ランクは現在の26位である。
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