テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、18歳の
B・コリッチ(クロアチア)と19歳の
T・コキナキス(オーストラリア)ら若手が大会初の2回戦進出を決めた。
18歳のコリッチは
S・クエリー(アメリカ)を7-6 (10-8), 6-3, 0-6, 6-3で下し、2回戦進出を決めた。
この試合、第1セットは両者サービスキープでタイブレークとなり、コリッチがフォアハンドウィナーを決めてタイブレークの10-8で先取。
第2セットでは、ファーストサービスの確率を、第1セットの66パーセントから82パーセントに上げ、クエリーに1度もブレークチャンスを与えず、コリッチは2度ブレーク成功して第2セットも連取した。
しかし、第3セットでは、ファーストサービスが入った時に獲得するポイント獲得率が22パーセントと調子を落とし、クエリーに隙をつかれて3度ブレークを許す。このセットで勝負を決めたかったコリッチだが、自身のサービスゲームをキープすることも出来ずに第3セットを落とす。
第4セット、コリッチはファーストサービスが入った時に獲得するポイント獲得率を61パーセントに上げ、第8ゲームで1度きたブレークチャンスをしっかりとものにすると、最後はフォアハンドのウィナーを決めて2時間39分で勝利をおさめた。
2回戦でコリッチは、第18シードの
T・ロブレド(スペイン)と対戦する。
過去のグランドスラムでは、昨年の全米オープンに予選から勝ち上がり初めて本戦入りを果たし、今年の全豪オープンでは
J・シャーディ(フランス)に敗れて初戦敗退となっている。
全仏オープンに出場するのは今回が初となり、初の全仏オープンで勝利をあげて2回戦進出を果たした。
現在18歳のコリッチは自己最高位となる世界ランク46位で、先日行われたニース・コート・ダジュール・オープンでは、4強入りを果たしている。
2月に行われたドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子では、
A・マレー(英国)を撃破してベスト4進出を果たすなど、今後の活躍に期待がかかる若手。
同じく注目株の19歳コキナキスは、予選勝ち上がりの
N・バシラシヴィリ(グルジア)に3-6, 6-4, 7-6 (7-4), 6-2の逆転で勝利し、大会初の2回戦進出を決めた。
コキナキスは、今大会の前にフランスで行われたチャレンジャー大会で優勝を果たしており、自信をつけて全仏オープンに臨んでいる。
2回戦でコキナキスは、同胞で第27シードの
B・トミック(オーストラリア)と対戦する。
さらに、先週ATPツアー初の優勝を飾った21歳の
D・ティエム(オーストリア)も2回戦進出を決めている。
>>全仏オープン男子ドロー表<<
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