テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー)の予選対戦表が19日に発表され、日本勢男子は
西岡良仁(日本)、
杉田祐一(日本)、
ダニエル太郎(日本)、
守屋宏紀(日本)の4選手が出場する。
【西岡良仁】
世界ランク149位の西岡良仁は予選1回戦でJ・メルトルと顔を合わせる。
現在19歳の西岡良仁は、昨年のアジア競技大会で日本男子シングルスでは1974年の坂井利郎以来となる40年ぶりの金メダルを獲得。
さらに今年はデルレイ・ビーチ・オープンでツアー初のベスト8進出、先週出場した下部大会であるネッカーカップでは、体調不良である中でベスト4進出を決めた。
過去のグランドスラムでは、昨年の全米オープンに予選から出場し、予選3試合を勝ち抜いてグランドスラム初の本戦入りを果たしている。
しかし、本戦1回戦では
P・ロレンジ(イタリア)と対戦するも、体調不良により途中棄権となっていた。
【杉田祐一】
世界ランク151位の杉田祐一は、予選1回戦で
J・ゾップ(エストニア)と対戦する。
杉田祐一は今季、チャレンジャー大会で1度だけ決勝進出を果たしているが、その大会以外では結果を残せていない。
過去のグランドスラムでは、昨年のウィンブルドンで予選を勝ち上がって初の本戦入りを果たし、本戦では格上の
F・ロペス(スペイン)相手に3度のタイブレークにもつれる善戦を演じるが、惜しくも敗れた。
【ダニエル太郎】
世界ランク169位のダニエル太郎は、予選1回戦で予選第5シードの
D・ブラウン(ドイツ)と対戦する。
ダニエル太郎は4月末に行われたヴェルチェッリ・チャレンジャーで、チャレンジャー大会初の優勝を飾っており、昨年9月に行われたコパ・ セビリア・チャレンジャー以来、3度目の決勝進出にして、チャレンジャー大会1勝目をあげた。
大会優勝後に発表された世界ランキングでは、ランクを38上げて164位にまで浮上。
昨年の全米オープンで予選を勝ち上がってグランドスラム初の本戦に出場したダニエル太郎は、本戦1回戦で
M・ラオニチ(カナダ)に敗れるも、第3セットでタイブレークに持ち込む善戦を見せた。
【守屋宏紀】
世界ランク171位の守屋宏紀は、予選1回戦で予選第29シードの
A・ゴルベフ(カザフスタン)と対戦する。
今年の全豪オープンで守屋宏紀は予選から出場するも、予選3回戦で敗れて本戦入りを逃していた。しかし、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が怪我で欠場したため、ラッキールーザーで初のグランドスラム本戦入りとなった。
本戦では
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)と対戦し、第1セットはタイブレークの末に落とすが、第2セットを取り返す。しかし、その勢いに乗れなかった守屋宏紀は第3・第4セットを落として初勝利をあげることは出来なかった。
予選には西岡良仁、杉田祐一、ダニエル太郎、守屋宏紀の4選手が出場するが、本戦にはストレートインで
錦織圭(日本)、
添田豪(日本)、
伊藤竜馬(日本)の3選手が出場することが決まっている。
まずは24日から始まる本戦に向けて、予選に出場する日本勢4選手の勝ち上がりに期待がかかる。
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