男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 オーストラリア対チェコ共和国戦は7日、大会2日目のダブルスに登場した
S・グロス(オーストラリア)/
L・ヒューイット(オーストラリア)組が
J・ヴェセリ(チェコ共和国)/ A・パブラセク(チェコ共和国)組に6-1, 6-7 (2-7), 6-3, 6-7 (4-7), 2-6の逆転で敗れてオーストラリアは通算2勝1敗となり、勝敗は最終日に持ち越しとなった。
オーストラリアは今大会、初日のシングルスに18歳の
T・コキナキス(オーストラリア)と22歳の
B・トミック(オーストラリア)の若手を起用し、コキナキスは
L・ロソル(チェコ共和国)を4-6, 2-6, 7-5, 7-5, 6-3の2セットダウンから逆転勝利をあげ、トミックはヴェセリを6-4, 6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下して8強に王手をかけ大会2日目のダブルスを迎えていた。
当初チェコ共和国は、ダブルスにJ・メルトルとパブラセクがダブルスを予定していたが、メルトルからヴェセリに選手変更となった。
この試合、グロス/ ヒューイット組は、ファーストサービスが入った時に71パーセントの確率でポイントを獲得し、ヴェセリ/ パブラセク組のサービスゲームを試合を通して6度のブレークに成功した。
第1セット、グロスがスマッシュを決めてこのセットをゲームカウント6-1で先取すると、第2セットでも第1ゲームからボレーを決めてブレークに成功したグロス/ ヒューイット組は、その後第3ゲームでもブレークしてゲームカウント3-0とリードする。
しかし、その直後の第4ゲームでブレークバックを許すと、第6ゲームでもブレークされて追いつかれてタイブレークとなり、最後はグロスがリターンをネットにかけてセットカウント1-1となった。
その後は第3セットを取ったグロス/ ヒューイット組だが、 第4セットでこの試合2度目のタイブレークを落として勝敗はファイナルセットへ。
第5ゲームでブレークを許したグロス/ ヒューイット組は、第7ゲームでグロスがボレーをネットにかけてブレークされる。この直後、フラストレーションが溜まっていたグロスは苛立ちを爆発させ、ラケットを真っ二つに折ってしまう場面もあった。
その後も悪い流れを変えることが出来なかったグロス/ ヒューイット組は、最後ヒューイットのフォアストロークがネットにかかり、21歳のヴェセリと20歳のパブラセクの若手ペアに敗れることとなった。
勝敗がかかる大会最終日のシングルスでは、トミックがロソルと、コキナキスがヴェセリとベスト8進出をかけて対戦する。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:
●L・ロソル vs
○T・コキナキス 6-4, 6-2, 5-7, 5-7, 3-6
・シングルス第2試合:
●J・ヴェセリ vs
○B・トミック 4-6, 3-6, 6-7 (5-7)
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:
○J・ヴェセリ/ A・パブラセク vs
●S・グロス/ L・ヒューイット 6-1, 6-7 (2-7), 6-3, 6-7 (4-7), 2-6
【大会3日目】
・シングルス第1試合:
L・ロソル vs B・トミック
・シングルス第2試合:
J・ヴェセリ vs T・コキナキス
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