男子テニスツアーのアビエルト・メキシコ・テルセル男子(メキシコ/アカプルコ、ハード、賞金総額1,548,755ドル、優勝賞金343,000ドル)は26日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
錦織圭(日本)が第5シードの
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)を6-4, 6-4のストレートで下し、大会初のベスト4進出を決めた。
3度目の対戦となったこの試合も錦織は、ドルゴポロフをストレートで勝利した。
ドルゴポロフのサービスで始まったこの試合、第1ゲームから激しいストローク戦となりデュースにもつれる。6度目のデュースの末に錦織がブレークに成功する。
その後錦織はドルゴポロフにブレークチャンスを与えること無く試合を進め、第7ゲームを終え錦織はチェンジエンドの際にゲームシャツを着替える。
第8ゲーム、錦織は0-40とこの試合初めてブレークチャンスを与えるとデュースとしのぐが、最後はバックハンドのダウンザラインを決められブレークバックを許す。
しかし直後の第9ゲームで錦織はドロップショットを2ポイント連続で決めポイント先行すると、デュースの場面でドルゴポロフに2ポイント連続でミスを誘い2度目のブレークに成功する。
サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでは40-0からドロップショットを決められ1ポイント取られるも最後はドルゴポロフのバックハンドがアウトとなり、錦織が50分で第1セットを先取した。
第2セット第1ゲーム、ドルゴポロフのサービスゲームで錦織はポイント先行するが、バックハンドストロークがアウトし、ドルゴポロフのサービスキープで始まる。
第5ゲーム、ドルゴポロフがスマッシュをネットにかけて錦織にブレークチャンスが訪れると、1度のチャンスでブレークに成功しリードする。
第7ゲームを終え錦織はこの試合2度目のゲームシャツを替え、イエローからグレーのゲームシャツに着替える。
第9ゲーム、ドルゴポロフがストロークをネットにかけ、錦織が0-30とポイントリードする。しかし、リターンフォアストロークをアウトして追いつかれる。その後デュースとなり、最後は錦織がフォアハンドをアウトしてチャンスを作るがドルゴポロフがキープする。
サービング・フォー・ザ・マッチとなる第10ゲーム、錦織は先に1ポイントを落とすも3ポイント連取し、マッチポイントが訪れるがドルゴポロフがリターンエース、錦織がストロークをネットにかけて2度のマッチポイントをしのがれてデュース。
3度目のマッチポイントで錦織はサービス&ボレーを試みるも惜しくもボレーがアウト。4度目のマッチポイントで最後はドルゴポロフのバックハンドがネットにかかり、錦織が1時間40分で勝利した。
勝利した錦織は準決勝で
V・トロイキ(セルビア)を3-6, 6-3, 6-3で下した第4シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
アンダーソンとは先日行われたメンフィス・オープン決勝で対戦し、錦織がストレートで下し自身初の3連覇を果たした。
《錦織vsアンダーソン メンフィス・オープン決勝》また、今週ドバイで行われているドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権男子に出場している世界ランク3位の
A・マレー(英国)が準々決勝で敗れたため、錦織がアンダーソンに勝利し決勝進出した場合4位になることが確定する。
そして錦織が優勝し、ナダルが現在行われているアルゼンチン・オープンで優勝しなかった場合、世界4位のナダルも抜き3位に浮上し、日本人選手として
クルム伊達公子(日本)(※当時は伊達公子)が1995年に記録した4位を抜く事になる。
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