テニスのグランドスラム、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、賞金総額15,561,973ドル)は28日、女子シングルス準々決勝が行われ、19歳の
M・キーズ(アメリカ)が第18シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)との同胞対決を6-3, 4-6, 6-4のフルセットで制し、グランドスラム初の準決勝進出を決めた。
左太股を負傷しながらもヴィーナスをフルセットで下したキーズは、子供の頃からヴィーナスや妹の
S・ウィリアムズ(アメリカ)のテニスに刺激を受けていた事を明かしていた。
そんなキーズはオフシーズンから元世界ランク1位の
L・ダベンポート(アメリカ)をコーチに招いており、シーズン開幕早々にその成果を発揮していた。
「本当に信じられない。まだ試合は続くし、次の試合も楽しんでプレーしたい。」とキーズは勝利の喜びを語っていた。
ヴィーナスの敗戦で2009年のウィンブルドン決勝戦以来となるグランドスラムでのウィリアムズ姉妹対決の実現とはならなかった。それでもヴィーナスは、2010年の全米オープン以来となるグランドスラムでのベスト8進出を果たした。2011年以降ヴィーナスは、シェーングレン症候群と言う病と戦いながら現役生活を続けていた。
開幕戦のASBクラシックで優勝を飾っていたヴィーナスは「今シーズンはここまで本当にたくさんの試合をして来たから、既にかなり長いシーズンな気がしてしまう。でも、今後もこれを続けて行きたい。」と、これからの抱負を語り敗戦を悔やまず前を向いていた。
準決勝でキーズはセリーナと対戦する。セリーナはこの日、昨年の今大会で準優勝を飾った
D・チブルコワ(スロバキア)を6-2, 6-2で退けての勝ち上がり。
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